恵方巻ロス削減で事業者募集 農水省、26年節分向け取り組みを後押し
農林水産省は、2026年の節分に向け、恵方巻きの食品ロス削減に主体的に取り組む食品小売事業者の募集を開始した。予約販売の促進や需要予測の精緻化など、各社の工夫を可視化し、取組内容を公表することで、業界全体での廃棄削減を促す狙いだ。併せて、消費者への啓発資材も提供し、予約購入の定着を後押しする。
恵方巻き廃棄削減に向けた事業者募集
同省は、来年の節分の日に向け、恵方巻きの廃棄削減に主体的に取り組む食品小売事業者を募集し、応募した事業者名および取組内容を農林水産省ホームページ上で公表する。公表は26年1月下旬を予定している。
予約販売やサイズ見直しなど多様な取り組み
募集対象は、恵方巻きのロス削減に資する取り組みを行う食品小売事業者で、具体的には、消費者に対する予約購入などの呼び掛け、予約販売の実施、過去の販売実績を踏まえた製造・販売計画の工夫や需要予測の精緻化、サイズやメニュー構成の見直し、当日の販売オペレーションの工夫などのいずれかに取り組む事業者としている。
例えば、前年に通常サイズ商品の廃棄が多かった場合にハーフサイズの販売数量を増やすことや、売れ行きに応じて値下げ時間を前倒しする取り組みなどを想定している。
応募は、個別店舗または本社単位のいずれからでも可能で、農林水産省が設けた専用の応募フォームを通じて行う。26年1月23日まで募集する。
啓発資材を提供、連携取組をPR
また農林水産省は、恵方巻きのロス削減を呼びかける啓発コンテンツを提供する。これらの資材は、予約購入の促進や食品ロス削減の啓発を目的としたもので、応募時に活用の意思を示した事業者がダウンロードして使用できる。啓発コンテンツには、会社名や店舗名を記載できるものもあり、農林水産省と連携した取り組みであることをPRできる。メッセージを編集できる資材については、編集方法を参考資料で示している。
応募方法など詳細はこちら(農水省HPより)











