厚生労働省は、買い上げ検査した製品から残留限度値を超えるΔ9-THCが検出されたとして注意喚起を行った。対象となった製品はいずれも、「麻薬及び向精神薬取締法」上の「麻薬」に該当する疑いがあるとされている。

　今回、残留限度値を超えるΔ9-THCが検出されたのは、「AZALEA CBD WAX broad spectrum OG. KUSH CBD90% 1g」（ワックス、内容量1g）、「CANNAXIA CBD LIQUID 01 Natural Hemp 高濃度1000mg配合 10ml」（リキッド、内容量10ml）の2製品。

　厚労省はこれらの製品について、麻薬及び向精神薬取締法上の「麻薬」に該当する疑いがあることから、販売、購入、摂取等を行わないよう呼び掛けている。
　また、対象製品が手元に残っている消費者や、販売に関わる店舗に対しては、最寄りの地方厚生（支）局麻薬取締部（支所）または都道府県衛生主管部（局）薬務主管課へ連絡するよう求めている。

　なお、厚生労働省によると、現時点において、国内でこれらの製品を摂取したことによる健康被害が発生した例は確認されていないという。

（冒頭の画像：発表資料を基に編集部で作成）

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