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DHC、オリーブオイルの新たな効果を発見 特有成分が肌の炎症を抑え、コラーゲン分解酵素の発現増加を抑制

 ㈱ディーエイチシー(DHC、東京都港区、宮﨑緑社長)はこのほど、オリーブオイルに含まれる特有成分が、肌の炎症を抑えコラーゲン分解酵素の発現増加を抑制することを発見したと発表した。圧搾せず採油した希少なオリーブオイルには、オリーブオイルの特有成分「オレオカンタール」が豊富に含まれており、この成分が肌の炎症の第一波を効果的に抑制し、コラーゲン分解酵素の発現増加を抑制するとしている。

 同社では、エクストラバージンオリーブオイル(オリーブの実を搾っただけで化学処理をせず、酸度が0.8%以下のオイル)の中でも、まったく搾らずに採油する希少なオリーブオイルについて研究を行ってきた。また、「オレオカンタール」はオリーブオイルに含まれる天然成分で、肌の健やかさを保つために重要な役割を果たす。同社では今回、このオレオカンタールの働きに注目し、さらなるオリーブオイルの研究を進めた。

 成分分析を行った結果、エクストラバージンオリーブオイルには通常のオイルに比べてオレオカンタールが5倍以上多く含まれていることが分かった。また、圧搾せず採油したオイルには、さらに多くのオレオカンタールが含まれていることを新たに見出した。さらに、 表皮角化細胞においてインフラマソーム(炎症の発生装置)が誘導する炎症をオレオカンタールが強く抑制することを発見。その効果は抗炎症成分グリチルリチン酸の炎症阻害率(16%)を超える73%だった。さらに、紫外線を照射した表皮角化細胞の培地を真皮線維芽細胞に添加したところ、コラーゲン分解酵素MMP-1の発現増加が確認されたが、オレオカンタールを添加した表皮角化細胞の培地は、このMMP-1発現増加が45%抑制されることを新たに発見した。これにより、コラーゲン分解酵素の発現増加を抑制することを明らかにしたという。

 同社では、今後も科学的根拠に基づいた研究開発を推進し、安全・安心で効果的な商品とサービスを提供することで、生活者の美と健康をサポートするとしている。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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