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10月、久しぶりに100件超 【機能性表示食品届出DB更新】消費者庁、計11回更新して107件積み上げる

 消費者庁は、機能性表示食品の届出データベース情報の更新を10月31日にも行った。これにより、同月の更新回数を計11回とし、累計で107件の新規届出情報を公開した。2025年度の届出番号「K」シリーズの新規届出情報の公開を開始した7月以来、月間の公開件数が100件を超えるのは10月が初めて。

 この日の更新でも、システマティックレビュー(SR)のPRISMA2020準拠が実質的に義務化された25年度としては初公開の機能性関与成分が複数あった。カテキン、ジンジャーエキス(指標成分:6-ショウガオール、6-ジンゲロール)、ガレート型カテキン。ジンジャーエキスについては、池田糖化工業㈱(広島県福山市)が「軟便気味で排便頻度が高めの方の排便回数を減らすことが報告されています」など4つの機能性を同時に届け出た。

 また、エラグ酸について、アムラ果実由来のものが公開された。同成分の届け出は2022年5月以来。アムラ果実エキスを販売する太陽化学㈱の子会社である㈱タイヨーラボ(東京都港区)が届け出たもので、届け出た機能性表示は「冷えにより低下した手の末梢血流を上昇させ、手の皮膚表面温度(末梢体温)を回復させる機能が報告されています」。

 このほか、小林製薬㈱(大阪市中央区)からの新規届け出が公開された。ガレート型カテキンを機能性関与成分とする杜仲葉・緑茶エキス加工食品を届け出た。同社の新規届け出情報が公開されるのは25年度で2回目。いずれについても商品の製造・品質管理にGMP基準遵守義務がかからないサプリメント以外の加工食品の枠組みで届け出を行っている。

 10月が終わった段階で、機能性表示食品の25年度の届出公開件数は計180件になった。

【石川太郎】

2025年10月のデータベース更新
【3日】クリルオイル、3つめの機能性表示 肌の潤い守るのを助ける
【7日】久々の2ケタ、新規届出15件公開 一方で撤回届出も積み上がる
【10日】100件到達、要した期間3カ月余り 昨年度末の届出急増などの影響受ける
【15日】新規の機能性関与成分が公開 米発酵エキス含有成分「α-EG」、大関が届出
【16日】S-アリルシステイン、本年度初公開 2日連続の更新、新規届出7件積み上がる
【20日】睡眠訴求グリシン、届出が増加 東洋新薬が新たに2件、PRISMA2020準拠SRで
【21日】初の関与成分、カネカグループが届出 レモンマートル由来成分を筋肉ケアで
【24日】届出公開が回復基調、10月80件超 一方で撤回も多く、4月以降累計350件
【28日】松樹皮プロシアニジンなど今年度初 今月9回目、7月以降では最多
【29日】新規5件、全てサプリ 25年度、全体に占める割合6割強に

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