パラミロン研究会、学術集会を来月 免疫機能表示登場後では初、講演に「機能性表示食品と安全性」も
パラミロン研究会(矢澤一良会長)は11月26日午後、都内で第6回学術集会を開催する。学術集会は約2年ぶり。この間、「健康な人の免疫機能の維持に役立つ」旨を訴求する機能性表示食品の機能性関与成分として、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンの届出が公開されている。当日は、抗疲労や免疫機能維持などパラミロンの機能性に関する科学的根拠に加え、パラミロンの市場状況や製品化に向けた課題まで、幅広いテーマの講演を行うという。参加費は会員・非会員とも無料。
第6回学術集会では、渡辺恭良・一般社団法人日本疲労学会理事長(神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 特命教授)による「抗疲労、リカバリー、コンディショニングと機能性食品」をはじめ、西沢邦浩・日経BP総合研究所客員研究員による「免疫と食品成分――最近の研究を踏まえて」、和田政裕・城西大学薬学部医療栄養学科教授による「機能性表示食品と安全性」などの講演が予定されている。
また、同研究会理事の内藤裕二・京都府立医科大学大学院医学研究科教授(生体免疫栄養学講座)が「パラミロン~免疫機能維持への作用~」と題した講演で登壇する。
講演以外のプログラムとしては、「パラミロンの市場への広がり・商品化に向けて」という話題提供を行う。桑原塾主宰の桑原弘樹氏と、ユーグレナグラシリスEOD-1株由来パラミロンを開発した株式会社神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)から、藻類事業推進室長で、また同社子会社の株式会社ミカレア(同)代表取締役である丸井純平氏の2人が登壇する。
ミカレアは昨年10月、同パラミロンについて「免疫細胞(単球、ナイーブT細胞)の働きを助け、健康な中高年の免疫機能の維持に役立つ機能があります」とする、pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)以外の免疫細胞に対する働きを作用メカニズムとする初の免疫機能表示の届出を消費者庁に行い、現在、同機能と同時に日常生活の一時的な精神的・身体的疲労感の軽減機能を訴求する機能性表示食品のサプリを販売している。
開催時間は午後1時30分~4時50分。会場は東京ビッグサイト東展示棟。11月26日~28日に開催される展示会「ウェルネスフードジャパン2025」内で実施する。詳細・参加申込は公式サイトへ。
【石川太郎】
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