食品受託加工などを行う㈱セイシン企業（東京都渋谷区、三島重信社長）はこのほど、茨城県古河市に新たな受託工場を建設すると発表した。

　同社発表によると、新工場は、2027年春の操業を予定。現・利根川工場（埼玉県加須市）からの全面移転を計画している。敷地面積は利根川工場の約6倍の4万㎡になり、開発試作から大量加工までをクリーンな環境で実施。最新設備の導入に加えて、生産と品質管理の自動化を進めることで、安定供給体制と品質保証体制を一層強化する。

　また、太陽光発電など省エネ・再生可能エネルギーの活用を基盤に、環境配慮型の受託加工体制を構築する。

　同社では、長年にわたり蓄積してきた製造ノウハウを継承しつつ、新工場を拠点に、産業の発展と社会の持続的な進歩に一層貢献するとしている。