売上、前年比8.2%増の326億5,500万円 AFC-HDアムスライフサイエンス、25年8月期決算発表
㈱AFC-HDアムスライフサイエンス(静岡市駿河区、淺山雄彦社長)はこのほど、2025年8月期(2024年9月1日~25年8月31日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前年比8.2%増の326億5,500万円、営業利益は同25.7%増の24億900万円だった。
同社は、主体事業である健康食品・化粧品及び医薬品の製造販売事業の収益性・生産性の向上に努めると同時に、新規事業として、不動産・建託事業に加えて、観光事業(飲食事業を含む)を積極的に推進することで、これらの事業を三本の柱に育てて行きたいと考えている。
ヘルスケア事業のOEM部門は、メタボ対策、ロコモ、アイケア関連商材の受注が好調を維持。また、インバウンド需要増も加わりドラッグストア等の店舗販売業の顧客における受注も引き続き好調に推移した。営業体制においては、人材の採用・育成を中心に強化を図っており、若手営業担当に成果が表れてきているという。
自社製品販売部門は、海外販売が既存顧客における美容商材の受注が好調に推移した。また、外国人営業スタッフによる母国等での新規開拓に注力している。国内店舗販売は、外商企画催事への出店や測定会の実施等が売上に貢献。通信販売は、機能性表示食品の販売に注力し、新商品投入や積極的な広告出稿により受注が増加すると同時に、インターネット受注においての定期購入顧客数も順調に拡大しているという。
生産面においては、イスラム圏での売上拡大を図るため、千葉工場において、24年11月に3製品のハラル認証を取得し、順調に販売を開始した。これらの結果、ヘルスケア事業の業績は、売上高は同104.4%の189億300万円、営業利益は同109.4%の24億5,200万円だった。