農林水産省は、インドへのビジネス展開を検討する食品製造業や外食産業などを対象に、現地官民ミッションの参加者を2026年1月17日まで募集する。
　同省は、令和7年4月に策定された「食料・農業・農村基本計画」を踏まえ、農林水産物や食品の輸出拡大と相乗的な効果をもたらす取り組みとして、食品産業の海外展開を推進している。今回のミッションはその一環で、現地政府や関連企業との交流を通じ、インド市場の最新動向を把握することを目的としている。

デリー・グルガオンで実地視察と交流を実施

　派遣期間は26年2月3日～7日までの5日間。訪問先はインド共和国のデリーおよびグルガオンで、現地集合・解散を基本とし、在インド日本大使館やINVEST INDIA（投資促進機関）、インド工業連盟（CII）との意見交換、食品関連企業やクラウドキッチンの視察、物流・流通施設、小売店舗（スーパーマーケット等）の訪問などを予定している。

　すでに現地で事業を展開している日系企業との意見交換も組み込まれており、進出を検討する企業にとって貴重な情報収集とネットワーク構築の機会となる見通しだ。

募集定員は20名、参加費は無料

　募集人数は最大20人で、応募多数の場合は内容を審査の上調整する。参加費は無料。視察中のバス移動や現地通訳、意見交換時の軽食費用などは事業費から賄われる予定だが、航空券や宿泊費、食費、保険料、ビザ申請費用など、渡航・滞在に伴う経費は参加者の自己負担となる。

　参加対象は、日本国内に拠点を有し、農林水産・食品分野でインドとのビジネス展開を実施または検討している企業・団体。全行程への参加を原則とし、集合から解散までの団体行動に対応できることが求められる。

申込方法など詳細はこちらから（農水省HPより）