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日仏連携で発酵・農業技術の未来探る 【締切間近】KBCC、熊本で「フード&アグリテック」国際交流

 九州地域バイオクラスター推進協議会(KBCC、事務局:(公財)くまもと産業支援財団、熊本県益城町、田中一成会長)は24日、崇城大学、くまもと技術革新・融合研究会(RIST)、農研機構(NARO)、フランスのクラスター組織VITAGORAと共催で、「日仏連携シンポジウム」を熊本市内で開催する。
発酵をはじめとする食品関連技術の最新動向や、産学官による国際連携の促進を目的としたもの。あす10日まで申し込みを受け付ける。

発酵を軸にした日仏フードテックの最前線

 講演会は3つのセッションで構成される。
 第1セッション「日仏におけるフードテック(発酵)の進展」では、農研機構食品研究部門の鈴木聡上級研究員が「麹菌熟成チーズの開発と農研機構における麹を使った伝統醸造食品研究」について講演する。
 続いて、崇城大学生物生命学科の三枝敬明教授が「麹菌のストレス応答反応と醗酵食品への応用」をテーマに登壇する。
 さらに、フランス・ブルゴーニュ・フランシュ=コンテ大学薬学部のファブリス・ネイエール教授(CNRS ICB研究所)は「The Role of the Oral Microbiome in Sensory Perception」と題して、口腔マイクロバイオームと感覚知覚との関係について最新の研究成果を紹介する。

テロワールがつなぐワインとアグリテックの融合

 第2セッション「テロワールとアグリテック」では、GIP BOURGOGNE Vigne et Vinのフロリアン・アンベール氏が「ブルゴーニュワインの特性と魅力―歴史的・経済的・科学的観点からの課題」を講じる。
 熊本ワインファームの西村篤取締役製造部長は「熊本菊鹿でのワイン醸造とその製品特徴」を報告し、地域ワイン産業の現状を語る。農研機構西日本農業研究センターの川口章上級研究員は、「ブドウ栽培で問題となる病害『根頭がんしゅ病』の生物的防除に関する技術開発」について解説する。

地域発の技術開発と日仏連携の新展開

 第3セッション「フード&アグリテック分野での産学連携、地域での取組み」では、RIST技術検討会世話人で熊本県商工労働部産業技術コーディネータの林田安生氏が、「地域企業による新たな技術開発の取組み」を報告する。
 続いて、熊本大学産業ナノマテリアル研究所の浪平隆男准教授が「パルスパワーによる寄生虫の不活性化―安心な刺身、寿司、カルパッチョを目指して―」と題し、革新的な食品安全技術の応用可能性を示す。

日仏連携の歴史と展望を議論

 講演会の締めくくりとして、パネルセッション「ディジョンとの連携の歴史とこれから」が行われる。
 パネリストには、VITAGORAマネージングディレクターのクリストフ・ブルイエ氏、NARO開発戦略センター副センター長の後藤一寿氏、崇城大学の三枝敬明教授、KBCCプロジェクトマネージャーの森下惟一氏が登壇し、これまでの日仏連携の成果と今後の展望について意見を交わす。午後5時から交流会も開催する。

申込方法など詳細はこちらから(KBCCホームページより)

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