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小林製薬、梅丹本舗を吸収合併へ 梅肉エキス製品の開発を終了、経営資源を最適化

 小林製薬㈱(大阪市中央区、豊田賀一社長)は8日、今年12月31日を効力発生日として、完全子会社の㈱梅丹本舗(和歌山県紀の川市、千葉和紀社長)を吸収合併すると発表した。同日開催の取締役会で決議した。

梅丹本舗製品の開発終了、工場も閉鎖

 小林製薬は2019年に梅丹本舗の株式を取得し、梅肉エキスを使用した健康食品などの製造販売を行ってきた。しかし、25年4月のプレスリリースで公表したとおり、梅丹本舗製品の製造販売を停止し、紀の川工場を閉鎖している。

 当初は「梅という素材の持つ可能性を精査し、新製品としての可能性を検討する」としていたが、慎重な検討の結果、新たな製品開発は行わない方針を決定した。この判断を踏まえ、グループ全体の経営資源を最適化するため、梅丹本舗を吸収合併することとした。

梅丹本舗は解散へ

 合併契約は10月中に締結予定で、存続会社は小林製薬、消滅会社は梅丹本舗となる。梅丹本舗は解散し、合併に際して新株発行や金銭の割り当ては行わない。
 また、合併は小林製薬側で会社法第796条第2項の「簡易合併」に、梅丹本舗側で第784条第1項の「略式合併」に該当し、いずれも株主総会の承認を経ずに実施される。

 梅丹本舗は現時点で債務超過の状態にあるが、小林製薬が保有する債権の一部を放棄し、債務超過を解消したうえで合併を行う予定。完全子会社との合併のため、同社の連結業績に与える影響は軽微としている。

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