健食ネット支出、30代が前月比48%増 8月分「家計消費状況調査」、40代、80代も前月比2ケタ増
総務省は7日、「家計消費状況調査」2025年8月分結果を公表した。インターネットを利用したショッピングの支出総額(22品目計)は、1世帯(2人以上世帯)当たり2万5,449円で、前月比9.2%減となった。前月比減となるのは4月以来。ネットショッピング利用世帯割合は57.12%だった。
商品カテゴリー別では、「保健・医療」は合計1,071円で同3.0%減、そのうち「健康食品」は810円で同1%増、「医薬品」が262円で同14%減となった。「食料」は合計5,928円で同2.1%増。「食料」は、4カ月連続で前月比増となっている。そのうち「食料品」は3,960円で同0.9%減、「飲料」が1,120円で同1.7%減となったが、「出前」が849円で同26.2増と大幅増となった。「化粧品」は881円で同2%減、2カ月連続で前月比減となった。
年代別に見ると、「健康食品」は30代が644円で48%と大幅増。次いで80代が667円で同15%、40代が747円で同13%増となった。そのほか、50代が同6%(790円)、70代が5%(722円)、60代が同2%(1,049円)それぞれ前月比減となった。
地域別では、九州・沖縄が697円で同13%、関東が969円で同3%、四国が850円で同3%、近畿が850円で同1%増。一方、北陸が597円で同12%、中国が663円で同11%、北海道が714円で同9%、東北が644円で同3%、東海が606円で同3%それぞれ減少した。
「化粧品」は、80代が409円で同27%、30代が1,071円で同8%、40代が1,206円で同5%、50代が1,238円で同1%増加。一方、70代が466円で同25%、60代が918円で同1%それぞれ減少した。
地域別では、北海道が881円で同39%、東海が1,030円で同20%、中国が774円で同7%それぞれ増加。一方、北陸が573円で同27%、九州・沖縄が723円で同23%、四国が912円で同13%、近畿が892円で同4%、東北が668円で円で同3%、関東が963円で同1%それぞれ減少した。
【藤田 勇一】
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