サプリ受託製造企業の声を届ける WMR87号オンライン版、きょう発刊
㈱ウェルネスニュースグループ(東京都港区、WNG)はきょう10日、WNG会員向けヘルスケア産業専門誌『Wellness Monthly Report』第87号(2025年9月10日号)のオンライン版を発刊した。
サプリ受託製造を巡る特集第2弾
本号では、「サプリ受託製造の今とこれから」と題した、前号から続く特集企画の第2弾を掲載。受託製造企業を対象にしたアンケート調査結果の他、(一社)日本健康食品工業会の役員インタビューを通じて、サプリメントや健康食品のバリューチェーンの真ん中に立つ受託製造企業の声を伝えている。また、消費者庁の「GMPチーム」が来年8月末まで行う、機能性表示食品のサプリメント製造・加工施設のGMP実施状況の確認・助言について、同庁食品表示課保健表示室長に話を聞いている。
制度改正や人手不足で高まる負担感
アンケート調査で受託製造企業に尋ねたのは、「改正機能性表示食品制度への対応と困難」、「来年8月末までの経過措置が設けられている機能性表示食品のサプリGMP基準遵守義務の遵守状況」、「特定のサラシアエキスに生じたエフェドリン混入問題の影響」、「コスト増加と価格転嫁」、「人手不足と対策」——など大きく8項目。アンケート結果からは、コスト増加や人手不足に見舞われる中で、健康被害問題によって大きく改正された機能性表示食品制度が、受託製造企業の負担感を高めている様子がうかがわれる。
業界団体の展望とGMP義務化の行方
また、これまでになかったサプリや健康食品の受託開発・製造企業による「ものづくり団体」、日本健康食品工業会の役員インタビューでは、会長を務める野々垣孝彦会長・アピ㈱社長と専務理事の今村朗・三生医薬㈱社長の2人が取材に応じ、組織体制や今後の展望などについて語った。約5,700文字の長文で詳報する。
消費者庁の今西室長への取材は8月下旬に行った。本号では、およそ2時間に及んだインタビューの中から、GMP実施状況の確認・助言に関する部分のみピックアップ。機能性表示食品と特定保健用食品のサプリに関してGMP基準遵守の実質義務化を完全実施する、来年9月に向けた現時点の手応えなどを聞いている。
※お知らせ
本誌はバックナンバーも含めて、会員企業であれば、WNGのホームページからパスワードを入力してオンラインで閲覧できます(1社何人でも可能)。WNG会員の皆様はこちらからパスワードを入力の上お進みください。
