クマイザサ由来成分、25年度初 【機能性表示食品届出DB更新】システマティックレビューで届出
消費者庁は4日、機能性表示食品の届出データベースを更新した。前回2日に続く今回の更新では、新規届出4件(サプリメント2件、サプリ以外の加工食品2件、生鮮食品ゼロ件)に届出番号を付与して届出情報を公開。クマイザサ由来ホロセルロースを機能性関与成分とする「クマ笹青汁」の届出が含まれる。
クマイザサ由来ホロセルロースの届出公開は、届出番号の頭に「K」が付く2025年度分では今回が初めて。届け出られた機能性表示は、同成分には「便秘傾向の方の便の状態(便の臭い)を整え、お通じ(排便回数)を改善することでお腹の調子を整える機能が報告されています」。㈱ユニアル・ライフサイエンス(札幌市北区)がシステマティックレビュー(SR)で届け出た。
新規の機能性関与成分、未だゼロ件
25年度分の新規届出について、4日までに届出番号が付与されたのは合計49件。機能性関与成分を見ると、これまでに届出実績のない新規の機能性関与成分は見当たらない。新規の機能性関与成分のほか、既存だが新規の組み合わせを届け出る場合、届出資料の確認期間が通常の最大2倍(120営業日)まで延びる食品表示基準に基づく規定が今年度から適用された。その影響が出ているとみられる。
加えて、改正機能性表示食品制度の運用が本格化された25年度は、生鮮食品の新規届出が1つも公開されない状況が続いている。
【石川太郎】

2025年9月のDB更新
:【2日】没食子酸と還元型Q10、25年度初 それぞれSRで