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没食子酸と還元型Q10、25年度初 【機能性表示食品届出DB更新】それぞれシステマティックレビューで

 機能性表示食品の届出データベースの更新が2日にあった。新たに公開された新規届出は5件で、紅茶に含まれる没食子酸を機能性関与成分にした粉末清涼飲料(紅茶)の届出が含まれる。同成分の届出は、2025年度分の届出番号「K」シリーズとしては初。
 これを届け出たのは、今回が累計で8件目の届出となる、東証スタンダード市場上場企業の佐藤食品工業㈱(愛知県小牧市)。届け出た機能性表示は、「没食子酸には、食事に含まれる脂肪の吸収を抑えて、食後の血中中性脂肪の上昇を抑える機能があることが報告されています」

 没食子酸は、既存の機能性関与成分。これまでにターミナリアベリリカ(セイタカミロバラン果実)由来没食子酸をはじめ、プーアル茶由来没食子酸が届け出られている。ほかに、今回の届出と同様、とくに由来名を示さず「没食子酸」とだけ説明される、緑茶抽出物に含まれる同成分の届出がみられる。今回の届出では、没食子酸を含む原材料名は「紅茶」とされている。

 今回のデータベース更新ではほかに、システマティックレビューによる還元型コエンザイムQ10の届出が25年度分としては初めて公開された。同成分についてこれまでに届け出られている機能性表示は多種多様。その中で今回届け出られたのは、「日常の生活で疲労を感じる方の一過性の疲労感の軽減に役立つことが報告されています」だった。

 なお、9月最初となったこの日の更新では、撤回届出についても動きがあった。先月12日から同22日までの間に、計11件について撤回届出が行われたという。大半が販売終了や販売予定の見合わせに伴う撤回とされている。

【石川太郎】

2025年8月のDB更新は計8回
【4日】ラフマ由来成分が25年度初の届出 マルトビオン酸、プラズマ乳酸菌も
【5日】新規7件追加、ようやく20件超える 25年度初、エノテインBなど
【13日】初の届出、プエラリアフラワー じつは「葛の花」と同義、東洋新薬が届け出る
【15日】葛の花由来イソフラボン、25年度初 PRISMA2020対応SRを科学的根拠に
【18日】L‐オルニチン、翌朝の疲労感をケア 最終製品ヒト試験で新規ヘルスクレー
【20日】更新頻度高まるも新規公開件数少なく 2回連続2件のみ、25年度未だ30件余
【27日】新規届出公開6件追加、撤回は無し ブラックジンジャー由来成分が25年度初の届出
【28日】コラーゲンペプチド、25年度初 一時的な腰の不快感軽減、東洋新薬が届出

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