世界と日本のGM作物の今を探る 【9/4】日比谷図書文化館で特別セミナー開催
遺伝子組換え作物をテーマにした特別セミナー「世界の遺伝子組換え作物に関する最新報告」が9月4日、東京都千代田区の日比谷図書文化館で開催される。「遺伝子組換え作物の映画実行委員会」の主催で、世界と日本におけるGM(遺伝子組換え)作物の現状と課題を報告する。
GM作物は1996年から世界で流通を開始し、現在は約30カ国で栽培されている。大豆、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、ジャガイモなどが主で、特定除草剤耐性や害虫抵抗性、耐乾燥性など多様な形質を持つ。ビタミンA欠乏症対策として開発されたゴールデンライスも含め、世界での普及状況を国際アグリバイオ事業団(ISAAA)執行役員のロードラ・ロメロ・アルデミタ氏が報告する。
一方、日本ではダイズやナタネなどのGM作物を大量輸入しているが、商業栽培は実現していない。法的には158種類のGM作物の栽培が可能であるにもかかわらず、北海道をはじめ自治体による栽培規制条例が普及の障害となっている。分子生物学者で北海道大学名誉教授の冨田房男氏が、この日本の現状と課題を解説する。
<開催概要>
日 時: 9月4日(水)午後2時~4時(午後1時30分開場)
会 場:日比谷図書文化館4階セミナールーム
(東京都千代田区日比谷公園1-4)
<プログラム>
司会進行 小島正美(元毎日新聞編集委員)
演 題①:「いま遺伝子組換え作物は世界でどうなっているか」
演 者:ロードラ・ロメロ・アルデミタ(ISAAA執行役員)
演 題②:「なぜ日本ではいまもGM作物が栽培されないのか」
演 者:冨田房男・北海道大学名誉教授
定 員:先着24人
参加費:無料
申込方法:TEL:080-4864-6080、kojima-1225@outlook.jp(担当:小島)
申込締切:9月2日