6月サプリ支出、前年同月比約9%減【家計調査】2カ月連続減、1,000円割り込む
総務省統計局がきょう8日発表した6月の家計調査(2人以上の世帯)で、サプリメントなど健康保持用摂取品の消費に使った金額は1世帯あたり973円となり、名目の前年同月比は9.3%減と2カ月連続で減少した。1,000円を割り込むのも2カ月連続。勤労者世帯、無職世帯ともに支出を減らした。
6月、無職世帯は健康保持用摂取品に1世帯あたり1,337円を支出。一方、勤労者世帯は731円だった。名目の前年同月比はそれぞれ10.9%減、7.4%減と、両世帯とも2カ月連続で減少した。
ただ、前の月と比較すると、わずかだが増加。無職世帯は185円、勤労者世帯は43円、前の月からそれぞれ支出を増やした。
健康保持用摂取品の25年1~6月の1世帯あたり消費支出は累計で6,247円となり、前の年の同じ期間との比較で1.6%増加した。1,000円を割り込む月も目立つものの、4月が34.4%増と大幅なプラスに傾いていたことが影響している。無職世帯の25年1~6月の累計支出は9,268円と、前年同期間比8.3%のプラス。勤労者世帯は4,304円で4.7%のマイナス。
なお、6月の2人以上世帯1世帯あたりの消費支出は29万5,149円となり、物価変動の影響を除いた実質の前年同月比が1.3%増加した(名目では5.2%増)。増加は2カ月連続。
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