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浜松市で集団食中毒、58人が発症 「サポウイルス」が原因、市は手洗いの徹底呼び掛け

 浜松市内で58人が下痢や発熱、吐き気などを発症する集団食中毒が発生した。きのう20日、浜松市が公表した。
 食中毒が起きたのは、神戸クック・ワールドビュッフェ・ザザシティ浜松店(中央区鍛冶町)。オープンキッチンスタイルで、すし・天ぷら・ピザの他、世界のさまざまな料理100種類以上を時間無制限で味わうことができるビュッフェスタイルの飲食店。

衛生改善まで無期限の営業禁止

 浜松市保健所は17日に同店の利用者からの連絡を受けて調査を開始し、20日に同店の料理を原因とする食中毒と断定。食品衛生法(6条・60条)に基づき営業禁止処分を命じた。浜松市では、「期間を定めず、衛生状況が改善されるまで営業停止処分とする決まり」(同市)という。

 食中毒を発症したのは、13歳~53歳までの58人(男性34人、女性24人)。このうち22人から病因菌「サポウイルス」を検出した。

病因は札幌由来の感染性ウイルス

 サポウイルスはノロウイルスと同じカリシウイルス科に属するウイルスで、「サポ」とは発見された地名「札幌」に由来する。主として小児の散発的な感染性胃腸炎の原因となると考えられてきたが、近年食中毒をはじめとした集団感染事例の報告が増えているという。ノロウイルス同様、アルコールによる消毒は効きにくく、塩素系の消毒液が有効とされている。同保健所では、感染予防法として「手洗いの徹底」を呼び掛けている。

【編集部】

発表資料はこちら(浜松市HPより)

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