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大正製薬『アライ』33万個自主回収 効果減弱の恐れも「重篤な健康被害の報告なし」

 大正製薬㈱(東京都豊島区、上原茂社長)が昨年3月に新発売した、内蔵脂肪減少薬の『アライ』が自主回収を進めていることが分かった。11日、同社の公式ホームページおよび消費者庁のリコール情報サイトで公表されている。

 「安定性モニタリングの結果、溶出性が低下しており、今後、使用期限内に規格に適合しなくなる可能性があることが判明したため、一部ロットの自主回収を行うこととした」というのが回収の理由。対象製品は全て店頭販売されたもの。

 消費者庁の発表によれば、回収ロットは18カプセル包装(2,530円)が13万6,583個、90カプセル包装(8,800円)が19万3,740個。単純計算すると総額で約20億5,040万円となる。
 大正製薬によれば、これは出荷商品の一部であるとしており、「対象ロット以外は販売を継続している」という。これまでの売上、また回収対象製品が全体に占める割合については「非開示」としている。

 健康被害については現時点で報告はなく、「溶出性の低下により期待される効果が減弱する可能性が考えられるものの、承認規格内であることから有効性が大きく損なわれることはなく、重篤な健康被害が発生するおそれはないものと考えられる」(消費者庁)としている。

 大正製薬は同品の購入者に対して、回収対象製品の回収への協力を呼び掛けている。
※「アライ」回収窓口
フリーダイヤル:0120-180-770
受付時間:午前8時30分~午後5時(土・日・祝日、8月12日~8月15日を除く)

【田代 宏】

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(冒頭の画像:リコール情報サイトより加工転載)

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