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研究から一貫した素材開発 ハイドロックス、 優れた商品と共に今年20周年

 健康食品・化粧品の素材研究・開発・製造を手掛けるハイドロックス㈱(埼玉県飯能市、谷久典社長)は、2005年6月に埼玉県飯能市で創業。今年、20周年を迎えた。前身は、01年2月に現社長を含む大手乳業会社の研究員3人によって設立されたタングルウッド㈱。タングルウッド社では、主にフコイダンを研究。そこから得られる知見を基に、化粧品の素材、サプリメントを展開してきた。ハイドロックスとして20年、フコイダンだけでなくさまざまな素材研究・開発、最終商品の製造・販売を手掛ける。

イカ軟骨由来のサプリ、発売から15周年

 同社は「食を含む生活習慣を改善することで、多くの疾病は未然に防止できる」という考えから、エビデンスに基づいた機能性食品素材・商品の研究・開発を進めている。
 なかでもイカ軟骨由来のコンドロイチンを配合したサプリメント『コンドロイチンGAGs ChS-E』は、今年発売から15周年を迎えた同社の主力商品の1つ。コンドロイチンにはいくつかの型があり、牛・豚軟骨由来は「A型」、サメ軟骨由来は「C型」などとされている。それに対して『コンドロイチンGAGs ChS-E』は、イカ軟骨由来の「E型」を使用。30kgのイカから約6g程度しかとることができない希少成分だが、同社では、健康食品原料商社を通じた安定確保を実現している。

 素材の研究を行う研究員の1人でもある同社社長の谷久典氏は、「E型コンドロイチン硫酸は、他の型のコンドロイチンとは異なる構造をしており、構成糖のN-アセチルガラクトサミンに硫酸基が2個結合している。この構造の違いで生理活性が大きく異なる」と説明。同品を使用したヒト試験も実施しており、その研究結果の公開も積極的に行っている。

時代の先端を走る素材開発、企業の受託研究にも注力

 05年にハイドロックスを起業した理由について谷社長は、「01年に起業したタングルウッドは、フコイダンの研究・開発に特化してきた。それにより数多くの治験やそれに基づく優れた商品を展開してきたが、研究するスタッフは皆、フコイダンだけでなくさまざまな機能性素材を研究している。フコイダンだけにとらわれない機能性素材、最終商品を世に出していくため」と説明。

 また谷社長は、「これまでの20年で、残念ながら消え去ったものも数多くあるが、一方で長く販売されているものも数多い。長く販売されているものに共通する点について考えてみると、1つは自社で行ったインビトロやインビボによる基礎データーが充実している事。2点目は消費者に分かりやすい情報提供。3点目は時代のブームによらない所」と話す。今後も、これらを忘れることなく時代の先端を行く商品開発を心がけるとしている。

 設立当初から研究開発主体型企業である同社。常に市場ニーズに合った新規機能性食品素材を幅広く求め、自身でその効果を確かめた上で商品化し、市場への導入を行う。また、優れた研究スタッフが在籍していることから、この知識を消費者に還元するため、研究開発能力を必要とする企業の研究受託にも注力する方針だ。

COMPANY INFORMATION
所在地:埼玉県飯能市笠縫610-19(本社)
TEL:042-983-8080
URL:https://hydrox.co.jp/
事業内容: 健康食品・化粧品原料の研究・開発・製造

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