基準値超の農薬残留、東京都が回収命令 「生鮮ユカン」からモノクロトホス検出
東京都は5日、基準値を超える農薬成分が検出された輸入果実「生鮮ユカン」を輸入した事業者に対し、食品衛生法に基づき回収・保管命令を行ったと発表した。
問題となった「生鮮ユカン」は、インドを原産国とし、東京都狛江市に拠点を置くMUNESH ZUNNILAL(SPICE HOME)が輸入したもの。
輸入届は今年5月21日付。同製品からは、農薬モノクロトホスが0.02ppm検出された。これは食品衛生法第13条第3項に基づき、人の健康を損なうおそれのない量として設定されている上限値(0.01ppm)を上回っていた。
これを受け、都は都民の健康被害の未然防止を目的として、4日付で同社に回収・保管を指示した。
発表資料はこちら(東京都HPより)