農林水産省は、食と農のつながりを再認識し、国民1人ひとりが「食から日本を考える」契機とすることを目的とした国民運動「ニッポンフードシフト」の一環として、国産食材の魅力を発信する取り組みを強化している。

　具体的な展開として、6月7日および8日の両日、「第20回食育推進全国大会 in TOKUSHIMA」が徳島県徳島市の「徳島県立産業観光交流センター（アスティとくしま）」で開催される。国産米粉や甘酒、エディブルフラワーといった国産素材の展示・販売・試食イベントを実施する。

　同イベントは、ニッポンフードシフトの推進パートナーである㈱cotta（大分県津久見市、黒須綾希子社長）をはじめ、波里（栃木県佐野市、藤波孝幸社長）、河内菌本舗（鹿児島県霧島市、山元紀子社長）、エイチニュー㈱（徳島県鳴門市、睦谷仁志社長）といった企業と農林水産省との協働によって行われるもので、「国産」の価値を改めて訴求する構成となっている。

　目玉の1つが、cottaと米粉製粉企業・波里の共同開発による「国産の米粉ホットケーキミックス」の先行販売・試食会。同品は、cottaオフィシャルパートナーでありSNSなどでも人気を集める料理研究家・Mizuki氏が監修し、米粉特有のしっとり、もっちりとした食感を手軽に楽しめる商品に仕上がっている。2025年夏の正式発売に先駆けての初披露となる。

　創業100年の伝統を持つ河内菌本舗が製造する「国産米麹100％の甘酒」も試食・販売される。同品は、砂糖を一切使用せず、米麹の発酵による自然な甘みを活かしたノンアルコール飲料。

　さらに、地元徳島に拠点を置くエイチニュー株式会社による「エディブルフラワー（食用花）」の展示・販売も実施される。

詳細はこちら（農水省HPより）