食品表示制度の最新動向を学ぶ ホクネットの記念講演で消費者庁が講演
特定適格消費者団体の(特非)消費者支援ネット北海道(ホクネット、北海道札幌市、松久三四彦理事長)は6月21日、総会記念講演「食品表示の今~食品表示制度の概要と最近の食品表示に係る違反事例」を開催する。
講演は札幌市のTKP札幌ホワイトビルカンファレンスセンターで行われる。会場参加に加えオンライン視聴も可能。消費者庁食品表示課の幹部職員を講師に迎え、食品表示制度の全体像と直近の違反事例を中心に、実務に資する知見が提供される予定。
講師には、消費者庁食品表示課 食品表示対策室の田中哲也室長と吉田弥生食品表示調査官の両名が登壇する。講演では、制度の概要に加え、近年増加傾向にある違反事例の具体例、特に機能性表示食品や健康志向商品に関連するトラブルについて、行政の視点から詳細に解説する。
紅麹関連サプリメントによる健康被害報道の影響を受けて、食品表示の信頼性や情報の適正表示に対する関心が一層高まっており、本講演は制度理解と実務対応の両面で有意義な機会となる。
消費者庁が実施した「令和4年度 食品表示に関する消費者意向調査」によれば、食品に栄養成分表示があることを認識している人は全体の71%に達し、そのうち63%が日常的に表示を参考にしている。また、機能性表示食品の市場規模は前年比19.3%増の6,865億円と推計されており、関心とともに市場も拡大している。一方で、表示内容の不備や誇大表示に対する懸念も広がっており、制度の厳格な運用が求められている。
申込方法など詳細はこちら(ホクネットHPより)