24年度、ようやく1,000件 【機能性表示食品届出DB更新】前の年度は1月下旬に突破、届出増にブレーキ
機能性表示食品の届出情報データベースの更新が21日にあり、新規届11件(サプリメント2件、サプリ以外の加工食品9件、生鮮食品ゼロ件)が新たに公開された。3月の更新はこれで7回目。2024年度の届出に付与される届出番号「J」シリーズの公開件数が1,000件を超えて1,007件になった。前の年度は延べ1,433件が公開されていた。
今月に入ってから、去年12月20日以降に消費者庁へ提出された届出の公開が始まった。現在までの公開件数は延べ93件と、今月は久しぶりに100件を超えてきそうだ。4月1日が予定されている改正機能性表示食品制度の全面的な施行を見据え、駆け込み的に年度内の公開を指す届出が増えている可能性がある。
とはいえ、24年度の届出件数は例年と比べて明らかに少ない。前の年度、新規届の公開件数が1,000件を超えたのは1月下旬のことだった。発生から1年が経過した小林製薬「紅麹サプリ」健康被害問題、それを受けた制度改正などの影響を受けて、右肩上がりに増えていた届出にブレーキがかかったとみられる。
この日の更新では、新規の機能性関与成分等の届出は公開されなかった。撤回届についても、前回21日の更新時点から動きはなかった。
【石川太郎】

25年3月のDB更新:【5日】MSM、膝関節ケアの関与成分に
:【6日】ツボクサエキス、機能性表示に対応
:【11日】届出撤回の理由、関与成分の含有量
:【12日】新日本製薬、Wの健康青汁で新届出
:【18日】マカエキス、機能性関与成分になる
:【21日】沖縄モズク由来フコイダン、初の届出