世界の人々に健康と笑顔を届ける 【健康食品・化粧品通販特集】えがお、新たな領域にも積極的に挑戦
㈱えがお(北野忠男社長)は1989年に創業した熊本の通販会社(創業当時の社名はロフティ)。昨年、創業35周年を迎えた。96年からテレビショッピングによる全国販売を開始。2008年に現在の社名となり、14年には熊本市東区に新社屋が完成、昨年で10周年となった。社是は「感謝」。社長の北野氏は「感謝を忘れず、出会った人の心と心を繋いでいく」と、社是に込めた思いを語る。
会社を代表するヒット商品「黒酢シリーズ」を拡充
同社は1996年にテレビショッピングによる全国販売を開始。2000年に同社初のオリジナル健康食品『にんにく卵黄』を発売した。翌01年、『深海鮫生肝油 スクアレンゴールド(現:えがおの肝油 鮫珠)』を発売。同品は23年2月時点で3,500万袋を突破。鮫肝油健康食品通販市場17年連続日本一(24年2月、東京商工リサーチ調べ)を獲得している。
05年に『もろみ黒酢ゴールド(現:えがおの黒酢)』を発売。現在、『えがおの黒酢』、『――黒高麗人参』、『――生姜』、『――黒にんにく』、『――すっぽん』、『――生姜』、『――黒ごま』をラインアップしている。同シリーズで使用される黒酢は、鹿児島県の海に面した霧島市福山町で生産。仕込みから発酵・熟成まで1つの「アマン壺」の中で行われるという江戸時代後期から続く伝統的な製法を継承している。
同シリーズは23年3月末に、累計販売数1億袋を突破し、黒酢健康食品通販市場16年連続日本一(24年2月、東京商工リサーチ調べ、シリーズ合算)を獲得した。
「黒酢」、「肝油 鮫珠」、「アイケア」がけん引
同社初の機能性表示食品は2015年。『えがおのルテイン(現:えがお め・まもーる)』(届出番号:B288)を発売した。同品の機能性関与成分は「ルテイン」。「ぼやけを解消しはっきりと見る力を助ける」機能などを訴求している。23年度モンドセレクションで、3年連続金賞以上を受賞した商品に送られる「ハイクオリティートロフィー」を獲得した。そのほか、アイケアシリーズとして「ビルベリー由来アントシアニン」を配合した『えがお くっきりアイ』(B267)を展開。同社によると、「黒酢シリーズ」、「肝油 鮫珠」に次いで「アイケアシリーズ」が売上をけん引しているという。
新ジャンルへの挑戦、感謝の気持ちを地域へ
同社では、上記シリーズの他、機能性表示食品としては「ブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボン」を配合した『えがお 内脂燃』(G1400)、「エラグ酸」を配合した『――フトラント』(H3)、「HMBカルシウム」を配合した『――歩く筋力サポート』(F72)など、幅広く展開している。
『えがお 内脂燃』、「アイケアシリーズ」に加えて「青汁シリーズ」の人気が高まってきていることから、同社では、そうした顧客ニーズを捉えた新商品の展開も検討している。
また、新商品として麦芽飲料の『バクガオー』を2月21日に発売。ペットサプリとして『えがおの犬用黒酢』、『――犬用肝油鮫珠』を3月25日に発売する予定。このペットサプリは、東海大学との共同研究によって開発された。「人の健康を考えるえがおが愛犬の幸せを追求して開発」したという。
昨年発生した機能性表示食品の健康被害事件によって、定期の解約や新規獲得が困難になるなどの影響が出たと言うが、こうした新たなジャンルへの挑戦や既存顧客との関係性の強化、メディアMIXによる積極策で業績拡大を図る。
また同社は、健康スポーツイベントの支援や健康知識の普及活動など、さまざまな取り組みを行っている。1万4,000人ものランナーが参加する「熊本城マラソン」の公式スポンサーとして、第1回大会から支援を続けている。えがおブースを設置し、ランナーや来場者に温かい飲み物をふるまうなど積極的に活動しており、大会を盛り上げるため、従業員もランナーとして参加している。
そのほか、熊本のサッカーチーム「ロアッソ熊本」、プロ野球独立リーグの「ヤマエ久野九州アジアリーグ」に所属する「火の国サラマンダーズ」のスポンサーを務めている。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:熊本県熊本市東区東町 4-10-1(本社)
TEL:096-241-7777
URL: https://www.241241.jp/company/
事業内容:総合健康関連事業