PRISMA2020記載の留意点作成 JAOHFAが第1版を公表、「差し戻しの減少に期待」
機能性表示食品の研究レビュー(SR)による新規届出に関して、来月1日から必須になるPRISMA声明2020(以下、2020)への準拠について、業界団体の(一社)健康食品産業協議会(JAOHFA、橋本正史会長)が、2020準拠SR記載の「留意点」を17日までに取りまとめ、公表した。
JAOHFAがウェブサイトで公表したのは、「機能性表示食品制度の届出資料におけるPRISMA2020声明システマティックレビュー記載の留意点(第1版)」。「PRISMA声明チェックリスト(2020)」を補足する記載のポイント例を示したもので、消費者庁食品表示課保健表示室長との意見交換を踏まえ、(公財)日本健康・栄養食品協会、(特非)日本抗加齢協会、(公社)日本通信販売協会の3団体と協力して作成したという。
JAOHFAは、今回作成した留意点について、「この例だけで記載の全てを満たすものではない」ことに留意するよう求めつつ、「届出の不備による差し戻しを減らし、機能性表示食品のSRの質の向上に役立つことを期待している」と言う。
関連資料:「機能性表示食品制度の届出資料におけるPRISMA 2020声明システマティックレビュー記載の留意点」(JAOHFAウェブサイトへ)
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