機能性表示食品の届出情報データベースが18日、更新された。新たに公開された新規届出は20件（サプリメント17件、サプリ以外の加工食品3件、生鮮食品ゼロ件）。南米ハーブの健康食品原材料として知られるマカエキスを機能性関与成分とするサプリの届出が含まれる。撤回届に関しては、前回12日の更新から29件も増えていた。

　マカエキスは、これまでに届出実績のない新規の機能性関与成分。特定の成分では機能性の全てを説明することが困難な「エキス」の枠組みで届出されたもので、それを届け出る際に規定する必要がある指標成分は、5-アセチル-1-ベンジルピロリジン-2-オンとピログルタミン酸の2成分とされている。届け出たのは、「MACAXS（マカックス）」を製品名とするマカエキスをはじめとする南米ハーブエキスの販売や研究で知られるTOWA CORPORATION㈱（東京都新宿区）。

　表示する機能性の科学的根拠は最終製品の臨床試験で、届け出た機能性表示は、「マカエキスは日常生活における一時的な疲労感が気になる方の睡眠の質の向上（睡眠時間の延長感）に役立ちます」。睡眠ケア領域の機能性関与成分がまた1つ増えることになった。

万田発酵が初の届出、サプリ6件

　この日の更新では他に、植物発酵エキスを使った健康食品の製造販売で知られる万田発酵㈱（広島県尾道市）からの届出が6件、一度に公開された。同社の届出は今回が初めて。ルテイン・ゼアキサンチン、モノグルコシルヘスペリジン、植物性乳酸菌K-1、パイナップル由来グルコシルセラミドなどを機能性関与成分として配合したサプリを届け出た。

　この他、通信販売のさくらフォレスト㈱（福岡市中央区）からの届出が公開。納豆菌由来ナットウキナーゼとDHAを機能性関与成分として配合したサプリ『きなり寿』を届け出た。同社からの届出は2023年2月以来、およそ1年10カ月ぶり。

【石川太郎】

25年3月のDB更新：【5日】MSM、膝関節ケアの関与成分に
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　　　　　　　　：【11日】届出撤回の理由、関与成分の含有量
　　　　　　　　：【12日】新日本製薬、Wの健康青汁で新届出