また東京で集団食中毒、81人が発症 中野区の飲食店、ノロウイルスが猛威
東京都中野区の飲食店「おむおむ」(東京都中野区、福岡芳幸代表)が調理・提供した弁当により、ノロウイルスによる集団食中毒が発生した。患者は合計81人に上り、下痢や嘔吐、発熱などの症状を訴えた。中野区保健所は、食中毒と断定し、飲食店に対して3日間の営業停止処分を行った。
食中毒事件の発覚と調査結果
2月12日、「勤務先で提供された弁当を食べたところ、下痢や嘔吐の症状が出た。同様の症状で12人が欠勤している」 との連絡が都内保健所に入った。調査の結果、問題の弁当は中野区内の飲食店「おむおむ」が2月10日に調理・提供したものであることが判明した。
中野区保健所が直ちに食中毒調査を開始し事実確認を行ったところ、患者81人は、2月9日~13日にかけて「おむおむ」の弁当を食べていた。患者の内訳は22~61歳までの男性44人、19~62歳までの女性が37人とされている。
対象事業者に営業停止処分
発症期間 は、同9日午後11時~16日午前10時の間。共通の食事は同店の弁当のみであり、他の要因は認められなかった。患者や調理従事者1人の便、および店舗内の拭き取り検体からノロウイルスを検出したことから、中野区保健所は同店が提供した弁当が原因のノロウイルスによる食中毒と断定した。
同店はすでに2月14日から営業を自粛 していたが、同保健所は2月21日~23日までの営業停止処分を決定した。
【編集部】
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