中国産「乾燥くこの実」に検査命令 検疫所で「アフラトキシン」を検出
厚生労働省は20日、検疫所におけるモニタリング検査の結果、中国産乾燥くこの実からアフラトキシンを検出したため、輸入業者に対して食品衛生法第26条第3項に基づく検査命令の実施(輸入届出ごとの全ロットに対する検査)を義務付けたと発表した。
アフラキトシンは、発がん性を有するカビ毒(アスペルギルス属の真菌により産生される)の一種。
<違反の内容>
品 名:乾燥くこの実
輸入者:友盛貿易株式会社
製造者:NINGXIA HONG RISING BIOLOGICAL TECHNOLOGY CO., LTD.
届出数量及び重量:30 CT、150.00 kg
検査結果:アフラトキシン 11 μg/kg 検出 (基準:付着してはならない)
届出先:横浜検疫所
日本への到着年月日:2025年1月13日
違反確定日:2025年2月5日
貨物の措置状況:全量保管中
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※上の図は、中国産乾燥くこの実の輸入実績(2023年4月1日から25年2月17日まで:速報値)