小林製薬「お詫びと交換のお知らせ」 「サラサーティコットン」18万個交換へ
小林製薬がまたやらかした?といってもコットンのことだ。同社はきょう6日、ニュースリリースを配信した。「オーガニックコットン100% のシートが使用されるべきところ、誤って合成繊維(PET/PE)を含む混合シート が肌側になっていることが判明した」という。同製品における製造ミス、および交換対応は同社初の出来事。
何が問題だったのか?
ニュースリリースを見ても、筆者のような男性記者にはサッパリ分からない。リリースには写真も掲載されているが、個包装から中身を出して、裏返しに使用すれば問題ないのではないかと誤解してしまう。ところが違うのだ。
同社に問い合わせてみたところ、製品パッケージの中には黄土色の個包装で「ORGANIC COTTON」48枚が入っている。販売総数は18万個。従って864万枚のコットンで製造ミスが発生した。
個包装を開けたら、オーガニックコットン100%の肌に当たる部分に糊が付着しているため、そうでない部分が肌に接し、通常の使用はできないという。
「分かりにくくて済みません」と同社広報。
原因や責任の所在について同社はあくまで、「資材の卸メーカーと同社のコミュニケーション不足が招いたエラー」だと説明している。同社は巻き取られたロールで仕入れているが、「仕入れ時点で一番上のシートの裏表が逆になっていた」という。
同社は、対象商品について交換に応じている。
【田代 宏】
詳細はこちら(小林製薬HPより)