1. HOME
  2. その他
  3. 「安全性」と「信頼性」再構築元年に 【年頭所感】(一社)日本栄養評議会 徳丸浩一郎理事長

「安全性」と「信頼性」再構築元年に 【年頭所感】(一社)日本栄養評議会 徳丸浩一郎理事長

 新年あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 さて、昨年は紅麹サプリメントによる健康被害が大きく報じられ、健康食品業界全体が揺れ動いた1年となりました。健康食品の「安全性」と「信頼性」が厳しく問われ、消費者および事業者に多大な不安と影響をもたらす事態となりました。行政からは、機能性表示食品におけるGMPの要件化や、微生物等関連原材料の製造管理および品質管理の強化が求められるなど、業界を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。

 一方、大阪市の調査により、この事案は食中毒と判断され、機能性表示食品制度そのものが原因ではないことが示されました。しかしながら、市場の売上回復は未だ道半ばであり、消費者の理解およびサプリメント全体への信頼回復は不十分であると感じております。この状況を重く受け止め、原因の徹底的な調査と再発防止策の策定を行い、消費者の信頼を一刻も早く取り戻す必要があります。

 当会は1995年に「食の安全と機能研究会」として発足し、原料製造および受託加工の事業者が多くを占める「作り手集団」という特性があります。この立場からも、安全性対策にはこれまで以上に強い責任感とこだわりを持ち、本年を「安全性」と「信頼性」を再構築する元年と位置づけました。情報発信や勉強会の開催を行うとともに、他健康食品団体との連携を深め、業界全体で一丸となって課題の解決、信頼の回復に取り組むようにしたいと考えております。

 本年が皆様にとりまして、希望に満ちた実り多い1年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。 

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ