消費者庁は、2020年3月31日に閣議決定した「食品ロスの削減の推進に関する基本的な方針」変更素案についてパブリックコメントを募集する。パブコメの募集期間は25日～来年1月23日まで。

　政府の食品ロス削減推進会議はきのう24日、外食における食べ残しなど、家庭以外で出る「食品ロス」について、2000年度に比べて60％減らすという新たな目標を設定した。

　食品ロスについては、20年に閣議決定された第1次方針で、事業系・家庭系共に00年度比で30年度までに半減させるという目標に対し、事業系食品ロスは22年度に8年前倒しで目標を達成している。しかしながら、新型コロナ感染症のまん延を受けた外出自粛などの影響もあったとし、新たな強化策を方針として立てることにした。家庭系食品ロスの目標は、00年度比50%減を維持する方針。

　新たな施策として、厚生労働省や消費者庁で検討が進められてきた食べ残しの持ち帰りに関するガイドラインの内容なども盛り込まれる。まだ食べることができる賞味期限に関する情報発信、安全係数の見直しや容器包装の工夫による賞味期限の延長などの取り組みも加えられた。

パブコメはこちらから（e-GAVより）