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農業技術10大ニュース発表~農水省 生成AIによる技術指導などめじろ押し

 農林水産省は20日、今年の「農業技術10大ニュース」を選定、公表した。
 1年間に新聞記事となった民間企業や大学、公立試験研究機関、国立研究開発法人の農林水産研究成果の中から、社会的関心が高いと考えられる成果10課題を農業関係専門紙誌などで構成する農業技術クラブの加盟会員による投票で選んだ。

農業特化型生成AIで新規就農者育成

 国内初となる農業特化型生成AIの開発と実証実験の開始が取り上げられた。同技術は、農業の専門知識を学習させた生成AIを用い、より高度な技術指導や農業情報の提供を目指すというもの。
 
 生成AIの導入により、農業における技術革新、持続可能な農業の発展や新規就農者の育成が期待されている。三重県でのイチゴを対象とした実証実験は、その具体例として注目を集めている。
 研究開発には、農研機構をはじめ、北海道大学や三重県農業研究所、民間企業などの多様な機関が連携して取り組んでいる。

「そらシリーズ」で国産大豆を安定供給

 多収大豆品種「そらシリーズ」の開発と普及技術も評価された。
農研機構は、既存品種に比べて3割以上多収の大豆「そらみずき」、「そらみのり」を開発した。莢(さや)がはじけにくいため、コンバイン収穫でも収穫ロスが少ない。「そらひびき」、「そらたかく」(2024年品種登録出願)を合わせた多収大豆の4品種「そらシリーズ」で東北南部~九州での栽培をカバーする。

 現在、10県以上で奨励品種決定試験が進行中で、全国的な普及に向けた現地試験も実施されている。東北北部にも適した多収品種の開発が進行中という。

「2024年農業技術10大ニュース」はこちら(農水省HPより)

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