健康食品の定期購入トラブルが激増 前年比220%超え、都が上半期の相談件数を集計
高齢者の間で、健康食品による定期購入トラブルが激増している。東京都はこのほど、2024年度上半期における消費生活相談の受付状況と傾向を集計、公表した。
今年4月~9月までの6カ月の間に、東京都消費生活総合センター受付相談に寄せられた相談は1万3,830件。前年同期に比べて868件増加した(前年同期比106.7%)。
年代別では20歳代と50歳代以上で増加しており、中でも70歳代以上が123.9%(555件増)、60歳代が106.0%(93件増)と増加率が高い。
商品・役務別の増加率の上位で見ると、定期購入に関するトラブル相談が多い第4位の「健康食品」で171.7%(220件増)と大幅に増加。
また、高齢者の相談件数は4,521件で、前年同期(3,873件)と比べ116.7%(648件増)となった。商品・役務別では、定期購入に関するトラブルの多い「健康食品」が221.9%(156件増)と激増した。
相談内容では、「お試しのつもりが、じつは複数回購入しなければならない定期購入だった」というダイエットサプリなどの相談がある。