食品表示大改正、WNGが総まとめ 食品表示の横断的表示見直しから機能性表示食品制度まで
㈱ウェルネスニュースグループ(東京都港区)は2025年1月23日、食品関連事業者を対象にオンラインセミナー「日本の食品表示制度の改正状況~まとめと今後について」を開催する。
基調講演の講師には、食品表示に詳しい㈱ラベルバンク代表取締役の川合裕之氏を迎え、過去10年にわたる食品表示制度の改正について振り返る。
「原料原産地」、「遺伝子組換えでない」表示基準の改正、「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」の改正、くるみの義務品目への移行からマカダミアナッツ追加、まつたけ削除、そしてカシューナッツ義務化検討までの「アレルゲン表示」などの見直しについて詳しく解説する。
また、昨年から今年にかけて、「個別品目ごとの表示ルール見直し分科会」、「食品期限表示の設定のためのガイドラインの見直し検討会」、「日本版包装全面栄養表示に関する検討会」など、食品表示懇談会を受けるかたちで消費者庁は横断的な表示の見直しを進めている。
すでに改正方針が決まっている「栄養強化目的で使用した添加物の表示」も合わせて、これらの複雑な食品表示の課題と展望について整理する。
第2部では、ウェルネスニュースグループの石川太郎記者が「機能性表示食品制度」の今年9月1日に一部施行された大改正について、新情報を交えてポイントを解説する。
健康被害問題を受け、サプリメントの品質管理と健康被害情報の取り扱いが制度改正の焦点となったが、容器包装上の表示に対する改正点も少なくない。新しい機能性表示食品制度を法的に規定する、食品表示法に基づく内閣府令、食品表示基準の内容や、制度改正の方向性を検討した消費者庁の有識者検討会の提言などを踏まえながら、記者目線で解説する。表示の前提となる品質の確保に関する規定などについても触れる予定。
<開催概要>
日 時:2025年1月23日(木)午後1時~4時30分
開催方法:Zoomによるオンライン
定 員:先着100人
聴講料:会員5,000円、一般1万円
<プログラム>
① 基調講演
演題「日本の食品表示制度の改正状況~まとめと今後について」
講師:㈱ラベルバンク 代表取締役 川合 裕之 氏
<主な内容>
食品表示基準への一元化以降も数多くの改正があったため、最近の改正情報と経過措置期間のあるものを時系列にまとめて報告する。もちろん、現在検討されている各テーマについても、その内容と課題を整理する。
・原料原産地、遺伝子組換えでない、添加物不使用等、過去10年間の制度改正の外観
・くるみのアレルゲン表示義務化とマカダミアナッツ追加による28品目表示の注意点
・個別品目ごとの表示ルールの見直しの検討状況の整理と横断ルール移行時の課題
・日本版包装前面栄養表示の検討状況の整理と分かりやすさの課題
・その他、現在進行している検討状況(期限表示、カシューナッツの義務表示品目移行等)と、今後の改正予定(栄養強化目的の添加物の表示等)について
<講師略歴>
2003年 株式会社ラベルバンクを設立。代表取締役。
国内、海外の食品製造業に対し、原材料・添加物調査および食品表示レビューと、各国基準情報検索システムなどのデータベース構築サービスを提供している。
2023年『新訂2版 基礎からわかる食品表示の法律・実務ガイドブック』(共著、第一法規株式会社刊)
② 第2部
演 題「機能性表示食品制度「大改正」──表示の観点から考える」(仮)
講 師:㈱ウェルネスニュースグループ 記者 石川 太郎
<主な内容(予定)>
・そもそもどうして改正されるのか
・かなり改められた内閣府令。食品表示基準「横断的義務表示」はどう変わった?
・改正機能性表示食品制度の関係法令を整理する
・表示の以前に考えるべきこと──など
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