機能性表示食品の届出情報データベースの更新が4日にあった。引き続き撤回届出が多く、前回2日の更新時から39件増えた。受付公開された新規届出は計8件（サプリメント5件、サプリ以外の加工食品3件、生鮮食品ゼロ件）だった。

　新規届出には、植物のヌルデに由来するエラグ酸を機能性関与成分とするサプリの届出が含まれる。機能性関与成分名に由来の名称は盛り込まれていないが、ヌルデ由来のエラグ酸の届出は初とみられる。ここにきて機能性表示食品への対応に力を入れ始めた原材料事業者の㈱サンクト（東京都江東区）が届け出た。

　追加された39件の撤回届出を行ったのは6届出者。このうち、総届出件数120件超の1届出者が30件を取り下げた。販売終了が理由。

　また、ライオン㈱（東京都台東区）がサプリ3件の届出を撤回。これまでに届け出ていた12件全てを撤回することになった。

　同社は昨年、通信販売で展開していた機能性表示食品の一部を日清食品㈱（大阪市淀川区）に譲渡。ライオンが主力にしていたラクトフェリンを機能性関与成分として配合した『腸まで届ける ナイスリムエッセンス ラクトフェリン』などのサプリ4製品は現在、日清食品が引き続き機能性表示食品として販売している。

　ライオンは、機能性表示食品の届出者第1号。ラクトフェリンを配合したサプリで届出番号「A1」を得ていた。

【石川太郎】

12月のDB更新：【2日】撤回届出止まらず、2日間で60件迫る