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非石油系、植物由来の可溶化剤を開発 日光ケミカルズ「NIKKOL NIKKOSOLVE(R)」シリーズの販売を開始

 日光ケミカルズ㈱(東京都中央区、中原秀之社長)はこのほど、精油・香料に特化したナチュラル可溶化剤「NIKKOL NIKKOSOLVE(R)」シリーズの販売を開始した。

 さまざまな種類の可溶化剤が存在する中で、現在、石油系原料を用いたものが安価で優れた性能を理由に汎用されている。一方で、ナチュラル志向の高い欧州を中心に、優れた可溶化性能を発揮しつつ石油系原料フリーの、ナチュラルな可溶化剤が求められてきた。

 同社では、こうしたナチュラル志向と、日本国内における香りを楽しむアロマ系商品の人気向上に応えるため可溶化剤の開発に着手してきた。100パターンを超えるプロトタイプの製品を試作検討し、求められる性能をクリアしたものとして、「NIKKOL NIKKOSOLVE(R) L」、「――M」の2製品からなる同シリーズを開発した。
 精油や香料の可溶化に特化したポリグリセリン脂肪酸エステルで、植物由来のグリセリンと脂肪酸からなるRSPO認証に対応した環境配慮型の可溶化剤として、同社独自の製法で作られている。
 ボディミストなどの高濃度の精油や香料を含む製剤でも、少ない配合量で可溶化することができ、精油や香料の種類によって「――L」、「――M」を使い分けることで、幅広く使うことができるという。また、「――L」は、ジャスミン油、ハッカ油、ローズマリー油など幅広い香りを可溶化でき、「――M」は、リモネンなど柑橘系の香りの可溶化を得意としている。

 同社によると、現在汎用されている石油系の可溶化剤は香料成分の10倍量程度使用されることが多いが、本品はそれよりも少ない添加量(6倍量程度)で透明に可溶化でき、混ぜ合わせる際にゲル化せず作業性に優れている点も特長だという。

 同社では、同シリーズを含む約3,000種類にもおよぶ化粧品原料(界面活性剤、油剤、活性成分など)の中から最適な選択肢を見定め、独自の技術や処方の情報とともに提案を行っている。都内の本社ビル内には、実際に商品の香りや使用感などを体感できるラボ機能を備えたショールームを完備。細かい処方変更にも迅速に対応し、顧客の多様化するニーズに対応する。

 同シリーズに関する問い合わせはこちらから。

(冒頭の写真:新開発した同シリーズ/同社リリースより、下の写真:ラボ機能を備えたショールーム/同社提供)

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