伊勢定、京急百貨店内の店舗を閉店 対象者へ返金の呼び掛けは継続
今年7月、京急百貨店(横浜市港南区)の地下 1 階で販売した「うなぎ弁当」や「かば焼き」が原因となり集団食中毒を引き起こした日本橋鰻伊勢定(東京都中央区)が、同百貨店の店舗を10月末で閉店していたことが分かった。
7月24日~25日にかけて10歳~90歳代までの男女159人(男性75人、女性84人)が食中毒を発症し、90代の女性1人が死亡したが、うなぎとの因果関係は不明のままる。
当時販売されたうなぎ弁当の数は945食、ウナギかば焼きは816食だった。
その後、横浜市は同29日に同店舗を営業禁止処分としたが、9月11日に「指導内容に対する改善を行った」として処分を解除していた。
伊勢定は、ウェブサイトのトップページで、同百貨店地下1階店舗と10階レストランの閉店を告知するとともに、返金対応の呼び掛けを続けている。
※お詫びとお知らせ(伊勢定HPより)
【谷山 勝利】
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