23年度「輸入食品監視指導結果」中間報告 食衛法違反は10万2,256件中379件
厚生労働省はこのほど、2023年度「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」の中間報告(4月~9月)を行った。
輸入届出件数は119万7,058件(前年124万6,556件)であり、輸入届出重量は約1,109万8,000トン(同約1,215万4,000トン)だった。これに対し、10万2,256件(同10万6,351件)の検査を実施し、このうち379件(同388件)を食品衛生法違反として、積み戻しや廃棄などの措置を講じた。
海外情報などに基づく緊急対応として、アフラトキシン汚染の恐れのあるアーモンドを原料としたベルギー産チョコレートについて、積み戻しなどの措置。リステリア・モノサイトゲネス汚染の恐れのあるオーストラリア産ナチュラルチーズについて、輸入時の監視体制の強化などの措置を講じた。