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22年度「輸入食品監視指導結果」公表 食衛法違反は20万2,671件中781件

 厚生労働省は29日、2022年度「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」および「輸入食品監視統計」を公表した。

 22年度の輸入届出件数は約240万件(前年246万件)、輸入届出重量は約3,192万トン(前年3,163万トン)だった。
 これに対して、20万2,671件(前年20万4,240件)の検査を実施し、このうち781件/延べ825件(前年809件/延べ857件)を食品衛生法違反として、積み戻しや廃棄などの対象にしたとしている。

 モニタリング検査については、1万21件(全ねん9万9,995件)の計画に対し、延べ 10万947 件/実施率:約101%(前年10万1,365件/実施率:約101%)を実施し、延べ158件(前年157件)に対して法違反として回収などの措置を講じている。

 違反の可能性の高い輸入食品などについては、輸出国政府に対して違反原因の究明と再発防止対策の確立を要請。二国間協議を通じて輸出国における衛生対策の推進を図るなどしている。
 また、海外情報に基づく緊急対応として、リステリア・モノサイトゲネス汚染の恐れのあるフランス産ナチュラルチーズ、アフラトキシン汚染の恐れのあるアーモンドを原料として使用したベルギー産チョコレートなどについて、積み戻しなどの措置を講じたとしている。

(上の図:厚労省の発表資料より加工転載)

監視指導・統計情報(厚労省ホームページ)

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