22年度「輸入食品監視指導結果」中間報告 約10万件中388件が法違反
厚生労働省は23日、2022年度「輸入食品監視指導計画に基づく監視指導結果」の中間報告を取りまとめ、公表した。
22年度4月~9月までの輸入届出件数は約124万6,556件(前年124万6,313件)、輸入届出重量は1,215万4,000トン(前年1,189万1,000万トン)だった。
これに対して、10万6,351件(前年10万2,352件)の検査を実施し、このうち388件(前年398件)を食品衛生法違反として、積み戻しや廃棄等の措置を講じた。検査は、モニタリング検査2万8,568件、検査命令3万3,480件、自主検査4万3,716件などの合計から重複を除いた数値となる。
海外情報等に基づく緊急対応として、リステリア・モノサイトゲネス汚染の恐れのあるフランス産ナチュラルチーズ、アフラトキシン汚染の恐れのあるアーモンドを原料として使用したベルギー産チョコレートなどについて、積み戻しなどの措置を講じたとしている。
厚生労働省ホームページ「輸入食品監視業務」