短鎖脂肪酸の認知と理解を広げる (一社)短鎖脂肪酸普及協会、立ち上げ発表会を都内で開催
(一社)短鎖脂肪酸普及協会(福田真嗣代表理事)はきのう27日、「短鎖脂肪酸普及協会 立ち上げ発表会」を都内で開催した。
同協会は、腸内環境から健康維持の鍵を握る「短鎖脂肪酸」の認知と理解を広げるため、今年8月20日に設立された。㈱メタジェン(山形県鶴岡市)代表取締役社長CEOの福田真嗣氏が代表理事を務め、京都府立医科大学教授の内藤裕二氏、北里大学薬学部微生物学教室教授の金倫基氏が学術アドバイザーとして参加。現在、正会員として江崎グリコ㈱、カルビー㈱、ホクト㈱、㈱Mizkan、㈱明治、一般会員として森下仁丹㈱、賛助会員としてアサヒグループ食品㈱、㈱ニコリオ、フジ日本㈱、森永乳業㈱が参加している。
福田氏は冒頭、「科学技術の進展で、短鎖脂肪酸の幅広い健康効果やその作用機序が明確になった。腸内環境研究の最新情報と実社会をいち早くつなげ、より多くの人々の健康増進に貢献するため協会の発足を決めた。短鎖脂肪酸の普及に賛同する企業と共に、短鎖脂肪酸から新たな健康リテラシーを作っていく」と挨拶。また、短鎖脂肪酸の認知度を向上させるため、「まずは一般生活者に向けてさまざまな方法で発信する。生活者のニーズが高まれば、おのずと協会の取り組みに賛同する企業も増えると期待している」と話した。
正会員として参加する企業からもそれぞれ担当者が登壇し、これまでの短鎖脂肪酸に関する各社の取り組み、同協会の活動を通じた普及活動などに対する意気込みなどを語った。
【藤田 勇一】
(冒頭の写真:左から内藤裕二氏、福田真嗣氏、金倫基氏)