機能性表示食品の届出情報データベース（DB）の更新が20日にあり、サプリメント以外の加工食品を中心に計19件の新規届出が受付公開された。サプリメントは6件で生鮮食品はなかった。

　DB更新は2日連続。これで今月の更新回数は延べ8回になった。19件の新規届出公開は今月では最多。増加傾向が続いている撤回届出は、前回19日の更新時点から1件増えたのみだった。

　公開された新規届出の内容を見ると、機能性表示、機能性関与成分ともに既存ものが中心だが、初の届出企業がいくつかある。そのうち、㈱東北アグリサイエンスイノベーション（仙台市青葉区）は、タキシフォリンを機能性関与成分として配合したサプリメントを届け出た。

　同社のウェブサイトによると、同社は東北大学農学研究科発ベンチャー企業。タキシフォリンなどを配合した「健康維持サプリメント」の開発プロジェクトなどを進めているという。設立は2018年。

　「ジヒドロケルセチン」とも呼ばれるタキシフォリンが機能性関与成分として届け出されるのはこれで5例目になった。同成分で訴求されている機能性は、視覚記憶力の維持サポートのほか一時的な精神的疲労感の軽減サポート。今年4月の初の届出以来、件数がじわりと増えている。

11月のDB更新：【1日】改正制度一部施行後の新規届出公開始まる　初回は5件にとどまる
　　　　　　：【6日】新規届出1件のみ　改正制度一部施行後の届出動向は軟調か
　　　　　　：【7日】新規届出6件、撤回届出45件　10月、計281件が撤回
　　　　　　：【11日】寂しい､､､新規届出の公開件数　更新4回で計10件余り
　　　　　　：【13日】新規届出2件、撤回届出7件　今回も撤回が新規を上回る
　　　　　　：【14日】2日連続更新、新規届出9件追加　今月6回目、10件超える更新無く
　　　　　　：【19日】新規届出10件超えて11件　前回追加なかった撤回届出は19件