日清食品HD、売上7.9%増 25年3月期第2四半期決算短信、「ピルクル 400」シリーズがプラスオン
日清食品ホールディングス㈱(東京都新宿区、大阪市淀川区、安藤宏基社長) はこのほど、2025年3月期第2四半期(2024年4月1日~9月30日)の決算短信を発表した(連結)。売上高は前年同期比7.9%増の3,780億9,000万円、営業利益は同6.4%減の445億4,800万円だった。
同社グループは、2030年に向けた「中長期成長戦略2030」に基づき、ビジョンの実現と持続的成長に向け、成長戦略テーマである①既存事業のキャッシュ創出力強化、②EARTH FOOD CHALLENGE 2030、③新規事業の推進に取り組んでいる。
日清食品㈱(同、安藤徳隆社長)の販売状況は、カップめん類、袋めん類、カップライス類が売上を伸ばし前年同期比で増収となった。カップめん類では、「カップヌードル」、「日清のどん兵衛」、「日清焼きそばU.F.O」ブランドの主力商品は売上が順調に推移し、さらに7月発売の「フレンチカップヌードル」シリーズや『日清のどん兵衛 カップヌードルシーフードうどん』、3月に全国発売へ拡大した『日清焼きそばU.F.O爆盛バーレル』が売上に大きく貢献し順調に推移した。カップライス類は、「日清カレーメシ」シリーズが引き続き好調を維持。これらの結果、同セグメントにおける売上収益は、同3.1%増の1,111億3,100万円、営業利益は、同2.1%増の156億6,100万円だった。
飲料事業は、「ピルクル ミラクルケア」シリーズの売上を維持しつつ、「ピルクル400」シリーズが前期休売品の販売再開によるプラスオンを含めて好調に推移したほか、「十勝のむヨーグルト」シリーズも好調に推移し、前年同期比で増収となった。利益面では、原材料費やマーケティング費用等の増加があったが増収効果により前年同期比で増益となった。これらの結果、同セグメントの売上は、同8.9%増の509億3,700万円、営業利益は、同3.1%増の52億9,100だった。