9月サプリ消費支出、12.8%減 【家計調査】2カ月連続の2ケタ減、勤労者世帯が押し下げる
総務省統計局がきょう8日午前に発表した今年9月の家計調査報告(2人以上世帯)によると、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の1世帯あたり消費支出額は1,019円だった。名目の前年同月比は12.8%のマイナス。2カ月連続の2ケタ減となった。減少は4カ月連続。ただ、2カ月連続で1,000円台が維持された。
今年の家計調査で健康保持用摂取品の消費支出を押し下げているのは勤労者世帯だ。9月の1世帯あたり支出額は755円となり、名目の前年同月比は12.7%の減少となった。2ケタ減は4カ月連続、減少は7カ月連続。4月には30%超も落ち込んでいた。
一方、無職世帯の9月の1世帯あたり支出額は1,470円。名目の前年同月比は17.5%のプラスと3カ月ぶりの増加に転じた。同世帯の今年の支出額推移を見ると、前年同月を下回る月も目立つものの、1月から9月までの支出総額は、前年同期を200円ほど上回る水準で推移。ただ、2年前の同じ期間と比較すると約580円下回っている。
ちなみに、勤労者世帯の今年1~9月の支出総額を前年同期と比較すると、1,000円余りのマイナス。
9月の1世帯あたり消費支出額は全体で28万7,963円だった。物価変動の影響を取り除いた実質の前年同月比は1.1%減(名目では1.8%増)。2カ月連続でマイナスになった。
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