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養命酒製造、25年3月期中間決算発表 『養命酒』が前年を下回るも他事業が好調に推移

 養命酒製造㈱(東京都渋谷区、田中英雄社長)はこのほど、2025年3月期第2四半期(中間期)決算短信を発表した。売上高は前年同期比4.2%減の47億1,000万円、営業利益は同53.9%減の7,100万円だった。

 同社は、経営理念「生活者の信頼に応え、豊かな健康生活に貢献する」の下、事業ビジョン「すこやかでより良い時間を願う人々を応援する」に基づき、中期経営計画(22年4月~27年3月)において、「次の100年に向けた成長投資と持続的成長基盤の確立」を基本戦略と定め、『養命酒』及び酒類の・食品の卸売販売を中心とする既存事業の収益力強化(深化)とこれまで取り組んできた「くらすわ」ブランドを中心とした新たな事業基盤の構築(探索)を同時に行う「両利きの経営」を推進し、収益性を確保しつつ成長投資を行い、新たな企業価値の創造に取り組んでいる。

 同期間の業績は、売上高はくらすわ関連事業が伸長したが、『養命酒』が前年を下回ったことで減収減益となった。

 国内『養命酒』については、テレビCMや新聞などの広告を実施したほか、卸店屋ドラッグストアなど主要販売チャネルである小売店と協働して陳列強化などを行い売り場づくりに取り組んだが、物価上昇による消費行動への影響などの要因で、売上高は同3.9%減の34億2,300万円となった。酒類・食品については、「グミ×サプリ」などの売上が前年を下回ったことで、同6%減の3億5,500万円となった。海外については、『養命酒』の売上が前年を下回ったことにより同38.8%減の1億3,600万円となった。これらの結果、養命酒関連事業の売上高は同5.7%減の41億500万円となった。

 くらすわ関連事業は、店舗は都内での催事の実施などで堅調に推移。通信販売は、『五養粥』、『幸健生彩DX』が売上に寄与し好調に推移した。外販(他社チャネル販売)は前年同期並みに推移した。これらの結果、くらすわ関連事業の売上高は同7.7%増の6億500万円となった。また、おいしい体験、楽しい体験、健やかな体験を通して“すこやかなくらし”を提供する体験型施設「くらすわの森」が10月3日にオープン。
 さらに、漢方製剤、健康サポートフーズ・グッズなどを展開する通信販売専用ブランド「まいにち養生365(まいにちようじょうさんろくご)」の新商品として、機能性表示食品『ぐっすりタイム』、漢方製剤『桃核承気湯』(とうかくじょうきとう)の販売を開始した。

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