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製造・販促支援までトータルサポート 【化粧品&美容サプリメント特集】天真堂、自社工場製造プロテインが好調

 ㈱天真堂(酒井裕一郎社長)は、1986年に創業した医薬部外品、化粧品、健康食品のOEM・ODMメーカー。研究開発、OEM受託製造、マーケティング、海外進出支援まで一貫したサービスを提供している。独自の原料や特許技術を駆使した「売れる商品」だけでなく、どうやって在庫を管理するか、どうやって購買意欲をくすぐるか、どうやってファンをつくるかという「売れるしくみ」まで提供している。

短納期の医薬部外品を提案、育毛剤、オーラルケアが依頼増

 通常、商品化するのに1年以上かかる医薬部外品だが、同社では60種類以上の処方をストックしており、申請承認期間を経ることなく最短での販売を可能にしている。
 昨年のOEM事業の実績としては、育毛剤で15品目が商品化された。そのほか、知覚過敏予防ができる薬用ホワイトニングジェル『薬用ソヴール-62』など、オーラルケア案件の受注が伸びているという。
また、通販化粧品OEM市場を長年牽引してきた経験から、クライアントのD2Cビジネスに最適な処方を提案しており、また、成長市場であるメンズビューティや海外市場など、多様なビジネス展開を可能にする処方を取り揃える。

プロテイン工場を内製化、ニッチな市場で自社通販が好調

 同社は2021年11月に、グループ企業として連携を築いてきた㈱グローバル伸和製薬の全事業を吸収分割により承継し、岩手八幡平工場を開設した。これにより、工場と通販部門が内製化。同工場は、プロテインを中心とした健康食品の製造を行っている。
 流動層造粒機で、機械内で均等に分散させた粉体にバインダー液をスプレーし、粉体同士を結合させ多孔質の造粒粉を作り出すことができる。崩壊性、流動性に優れるもので、粉体の霧散やブロッキング、ブリッジの予防に役立つ。粉末・顆粒包装機では、造粒した粉末を三方シールに包装することができ、6~50gと、比較的自由な重量設定が可能。V型混合器では、V型槽の回転により集合と分離が繰り返され、理想的な全体混合を行う。流動性を有し、混合比率、粒度差、比重差の少ない粉粒体の混合に適している。担当者によると、「プロテインのOEM案件が増加傾向にあり、昨年は50件近く新規依頼を獲得した」という。
 自社通販にも注力しており、同工場で製造した「スーププロテイン」の売上が拡大。前年比7倍の売上を記録した。同社では、市場によくある甘い系のプロテイン商品と異なり、スープとして飲むことできるという点がうけているのではないかと分析。昨年2フレーバー追加し、2月上旬にも新たにエスニックタイプの2フレーバー追加。さらなる売上増が期待される。

海外企業との連携を強化、韓国・中国を皮切りにASEANへ

 同社では、世界の化粧品市場で存在感を増す韓国市場に注目する。韓国企業との連携を通じ、その先の中国、さらにはタイ・ベトナムなど、東南アジア圏をマーケットとして視野に入れる。同社の酒井社長は、「ゼロベースでの海外進出は、時間もコストも計り知れない。これまでに築いてきた関係性をベースに、移り変わりの早い韓国・中国マーケットに、スピード感を持って勝負していきたい」と意気込む。

COMPANY INFORMATION
所在地:東京都江東区木場2-17-13 第二亀井ビル4階
TEL:050-6861-1100
URL:https://www.tenshindo.ne.jp/
事業内容:医薬部外品・化粧品・健康食品のOEM/ODM及び製造販売

(冒頭の写真:岩手八幡平工場の外観)

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