新規5件、初の届出者が2社 【機能性表示食品届出DB更新】撤回届出、2桁のペースで増加続く
機能性表示食品の届出情報データベースの更新が23日にあった。10月に入ってから7回目の更新。公開された新規届出は、8月29日付で届け出された5件(サプリメント3件、サプリ以外の加工食品1件、生鮮食品1件)の1桁にとどまった。一方で撤回届出は、前回18日のデータベース更新時点から23件増えた。
撤回届出の件数が新規届出を上回る状況が続いている。終売などを理由に、既存届出の全てを取り下げる届出者が複数、現われている。ただ、その中でも、初の届出に取り組む食品関連企業を見ることもできる。
この日の更新でも、機能性表示食品届出者としての新顔が2社登場した。
京都府宇治市のインスタントティー販売・OEMの㈱宗新と、山口県下関市に本社を置く農林水産業のサンライズファーム㈱の2社。宗新は、ヘスペリジンなどを指標成分とする未熟温州みかんエキスを機能性関与成分として配合した粉末清涼飲料、サンライズファームはDHA・EPAを機能性関与成分とする養殖のぶり(生鮮食品として)をそれぞれ届け出た。
サンライズ社のホームページによると、同社は高知県の大月町橘浦でぶりと黒まぐろの養殖を行っている。
【石川太郎】
10月のDB更新:【1日】間もなく累計2,000件、撤回届 1日の更新、新規届出を2倍近く上回る
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