新規、8月28日まで届出分が公開 【機能性表示食品届出DB更新】次回以降、改正制度施行下での届出公開か
機能性表示食品の届出情報データベースが18日、更新された。新たに受付公開された新規届出は、機能性関与成分などの既存を中心に12件(サプリメント6件、サプリ以外の加工食品6件、生鮮食品ゼロ件)。撤回届出に関しては、前回15日のデータベース更新時点から15件増えた。
これにより、今年4月1日以降に届け出された届出番号「J」シリーズの届出公開件数は591件になった。サプリメントの届出が、サプリ以外の加工食品の届出を約100件上回っている。生鮮食品は10件余りにとどまる。また、今年1月1日以降に撤回された届出の件数は、今月15日時点で累計1,310件まで広がった。
この日公開された新規届出は、届出資料の処理時間が早まる再届出の1件を除き、今年8月28日までに消費者庁へ届け出されたもの。次回のデータベース更新から、健康被害情報の報告を届出者に義務付けるなどした改正・機能性表示食品制度の一部が施行された9月1日以降の届出の公開が始まるとみられる。
改正制度に対応する届出者は、2年後の8月31日を期限とする経過措置期間が設けられてはいるものの、容器包装における義務表示の内容や表示の仕方などの見直しを行う必要がある。また、サプリメント形状の機能性表示食品の製造・品質管理の内閣府告に基づくGMP基準遵守の要件についても、同様に2年間の経過措置期間を設けるかたちで、9月1日に施行された。
こうした改正点に早速対応した届出が公開されていくのかどうか。次回以降の更新が注目される。
【石川太郎】
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