1. HOME
  2. 学術トピックス
  3. ポーラと三生医薬、研究成果を共同発表 サプリで目元のたるみ抑える研究、IFSCC学術大会で

ポーラと三生医薬、研究成果を共同発表 サプリで目元のたるみ抑える研究、IFSCC学術大会で

 今月14日から17日までブラジルのイグアスで開催される国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)の学術大会で、㈱ポーラ(東京都品川区、及川美紀社長)と三生医薬㈱(静岡県富士市、今村朗社長)が、カシスエキスとマキベリーエキスを配合したサプリメントの摂取による目のまぶたのたるみ改善に関する研究成果を共同発表する。

 発表には、人を対象にした試験の結果も含まれる。同試験には、カプセル受託製造企業の三生医薬が開発した製剤技術を反映した、ゼラチンを使用しない植物性ソフトカプセルを使用。同社によると、このソフトカプセルは、内容物に含まれるポリフェノール類等との反応によって発生する、経時的なカプセル崩壊遅延を防止する機能を持つという。

 大会での発表形式はポスター。「Nonsurgical approach to improving eyelid sagging by suppressing excessive increases in acetylcholinesterase levels」(アセチルコリンエステラーゼの過剰な活性を抑制することで非外科手術的にまぶたのたるみを改善する)とのタイトルで発表を行う。

 両社が11日までに出したニュースリリースによると、この研究は、加齢によってまぶたがたるむと、顔全体の印象が老けて見えることを明らかにした先行研究に着想を得て、目を酷使するスマートフォンなど電子機器の使用によるブルーライトの影響に着目したもの。

 電子機器が発するブルーライトの影響で、神経伝達物質を分解するアセチルコリンエステラーゼが過剰に活性化されることを明らかにしたうえで、その活性を抑える働きが、ポリフェノール類を含む果実、マキベリー及びカシスのそれぞれエキスにあることを細胞試験で確認。そして両エキスを配合したサプリメントを25人の被験者に12週間摂取してもらい、実感アンケートを行ったところ、まぶたの重さや開けにくさに関する自覚項目を改善する結果が摂取前後比で得られた、としている。今のところ、論文としては未発表。

 ポーラは、この研究成果を応用したサプリメントを開発し、現在、販売している。

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ