伊東良孝氏が新大臣に就任 消費者及び食品安全担当大臣のほか、万博なども担当
1日発足した石破新内閣で、新たな内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当大臣)に、伊東良孝衆議員院議員が就任することが決まった。それを受け消費者庁は2日、自見英子前大臣から伊東新大臣への引継式を行った。
伊東良孝氏(75)は衆議院北海道第7区選出の当選5回で、地方創生担当大臣として入閣。内閣府特命担当大臣として沖縄・北方担当大臣、万博担当大臣も兼務する。
2日に行われた就任記者会見で伊東大臣は、「消費者の安全安心の確保は重要な課題。消費者の自立の支援とともにしっかりと取り組んでいく」と挨拶。
高齢化やデジタル化に加え、環境負荷の低減などによる持続可能な社会に向けた取り組みが求められる中、複雑に多様化する社会環境の変化にしっかり対応するため、消費者保護制度の考え方の転換に向けた検討を進め、より環境負荷の低いグリーン志向の消費行動への変容の促進に取り組み、現場レベルでは地方自治体と連携し、地方の消費者行政の充実強化に努めるなどと抱負を語った。
また、「適正な取引や表示、安全の確保に向けた厳正な法執行、消費者教育の推進、また食品衛生基準行政への対応、科学的知見に基づく食品の安全性の確保にしっかりと取り組んでいく」と述べた。
(冒頭の写真:10月2日に行われた就任記者会見の様子)